
城さん
2026.2のアップデートをザックリですが紹介します。
macOSユーザーは、Sequoia 15.4以降にアップデートしましょう。
Preferences (Media Panel)


ユーザーレベルで使用可能だったMedia Panelのデフォルトリール数が、システムベース管理に変更されました。



リールを選択してDeleteボタンから削除します。



リール名をクリックして編集することも可能です。


色を設定することもできます。




RenderノードのRenders Destinationと、WriteFileノードのAdd to Workspaceを変更する場合、クリックしてリールを指定します。
Preferences (Batch&Batch FX)



Batch Iterationsナンバーの初期値を、1または0に切り替えることができるようになりました。


Renderノードと、WriteFileノードのデフォルトのレンダリング先もシステムベース管理に変更されました。

Writefileノードのデフォルトファイル形式も指定することができます。
Selective



キーヤーセクションのセマンティックキーヤータイプは、MLセクションと重複するため削除されました。



Machine Learningセクションから、任意の数の機械学習モデルを追加して、画像のセグメンテーションを実現できます。各機械学習モデルにはブレンドモード値が関連付けられています。
検出(どこにオブジェクトがあるか)と、マット抽出(境界線をどう切り抜くか)を組み合わせることで、主要な被写体を自動で、かつ非常に正確に切り抜くことを可能にします。

Load Modelから任意のONNXモデルをインポートすることもできます。




Controls > PipelineからMatteを選択することでOutMatteの出力が可能になります。
GMask Tracer


GMask Tracer NodeビンにSelectiveノードが追加されました。



コンテキストメニューからAdd Matte Selectiveを選択することもできます。




GMask Tracerノードは、デフォルトでResultとOutMatte出力を持ち、これら2つの出力間を頻繁に切り替える際の Actionノードとの互換性(ショートカットキー F4)が高まりました。
Batch


A2BeautyやMasterGradeなど、Flameに含まれる一部のMatchboxシェーダーと、機械学習モデルを提供する複数のノードをAll Nodeから利用できるようになりました。



RenderノードとWritefileノードは、コンテキストメニューEnable/Disableオプションを使用してアクティブ化または非アクティブ化することができます。
Timewarp / Morph


macOS Sequoia 15.4以降では、Apple Siliconを搭載したワークステーションで実行する場合、フレーム補間機械学習モデルをGPUとニューラルエンジン(Apple Siliconに搭載されている機械学習専用アクセラレータ)で実行して、より優れたパフォーマンスを提供することができます。
Machine Learning(2025.1)モデルと同じですが、2026モデルではフローの精度が著しく向上し、複雑なショットにおける境界のぼやけが軽減されています。ただし、一部のショットでは2025.1モデルの方が優れた結果が得られる場合があります。
Resize


macOS Sequoia 15.4以降では、Apple Siliconを搭載したワークステーションで実行する場合、解像度オプションからMachine Learning Upscaleを使用して、解像度を2倍、3倍、または4倍にすることができます。
Media Import


ARRI SDK 9.0アップデートでは、ALEXA 35 Xtremeカメラで記録されたARRIRAW、Apple ProRes、ARRICORE形式のクリップをサポートしました。
ARRIが開発した新しいRGB記録フォーマットです。低いデータレートを維持しながら、卓越した画質とポストプロダクションの柔軟性を実現します。