OTIO (OpenTimelineIO)?
OTIO(OpenTimelineIO)は、Pixarが中心となって開発したオープンソースの編集情報交換フォーマットです。
EDLやXML、AAFと同様にタイムライン情報を受け渡すためのフォーマットですが、JSONベースのテキストファイルであるため、人間が内容を確認したり、Pythonなどのスクリプトから直接修正したりできる特徴があります。
今回は、DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルをFlameで読み込み、どのような情報が保存されているのか、
また、実際のコンフォームでどのような挙動になるのかを確認してみます。
DaVinci Resolveからシーケンスを作成
4つのタイムラインセグメントから構成
最終セグメントにはリマップ(67%)を適用


Timeline > Export > OTIOを選択


ソースタイムコードやファイルネームなど確認するためにEDLも書き出し
001 AX V C 01:38:20:03 01:38:21:03 01:00:00:00 01:00:01:00
* FROM CLIP NAME: A002C001_2206227A[141603-141626].exr
002 AX V C 01:13:49:02 01:13:50:15 01:00:01:00 01:00:02:13
* FROM CLIP NAME: B004C0023.[106298-106334].exr
003 AX V C 03:01:29:06 03:01:31:11 01:00:02:13 01:00:04:18
* FROM CLIP NAME: A003C013_220415_R07B[261342-261394].exr
004 AX V C 04:19:48:01 04:19:49:05 01:00:04:18 01:00:05:22
M2 AX 016.1 04:19:48:01
* FROM CLIP NAME: A005C0013.[374113-374136].exr
次に、書き出したOTIOファイルをFlame 2027から読み込み、EXRイメージシーケンスとのリンクを確認します。
Flameからインポート
2027からOTIO Importオプションが追加
レゾリューションなどを設定



Sequenceリールにドラッグアンドドロップからインポート


すべてのタイムラインセグメントに、ファイルネームTCと拡張子が追加されている

・[141603 – 141626] > ファイルネームTC
・.exr > 拡張子
Conformタブに移動してロケーションを設定


Match Criteria > Source Timecodeからリンクは可能


Match Criteriaには「Name」と「File Name」があります。
- Name > シーケンスセグメント名
- File Name > ソースメディアのファイル名
Match Criteria > Name(Clip Name) / Strict OFF(7 Characters)からリンクは可能



Match Criteria > Name(Clip Name) / Strict ONからはNo Matchになりリンクすることができない




Match CriteriaにあるStrictですが、OFFの場合は先頭7文字によるマッチングが行われる一方、
ONの場合はファイル名すべてからのマッチングになります。
なお、7 Charactersはデフォルト値であり、Advanced列から任意の桁数に変更することができます。
Match Criteria > File Name / Strict OFF(7 Characters)からリンクは可能。



Match Criteria > File Name / Strict ONからはNo Matchになりリンクすることができません。



DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルでは、
ConformリストのNameカラムには、
A002C001_2206227A[141603-141626].exr
ファイルネームTCと拡張子が付加されていました。
ConformリストのFile Nameカラムには、
A002C001_2206227Ad
B004C0023.d
A003C013_220415_R07Bd
A005C0013.d
ファイルネームTCと拡張子を含まないベース名として表示されていますが、
末尾に d が追加されています。この状態ではFile Name + Strict ONからリンクすることができません。
この現象の原因については、後編でOTIOの構造を確認しながら検証します。
今回の確認結果
| Match Criteria | 結果 |
|---|---|
| Source Timecode | ○ |
| Name + Strict OFF | ○ |
| Name + Strict ON | × |
| File Name + Strict OFF | ○ |
| File Name + Strict ON | × |
DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルでは、シーケンスセグメント名にファイルネームTCと拡張子が追加されています。
「Name」と「File Name」はどちらもStrict OFFからリンクすることができましたが、Strict ONにするとリンクすることができません。
NameやFile Nameの扱いにはアプリケーションごとの差異がありそうですね。
次回はOTIOファイルの中身を確認し、その原因を調査してみます。