OTIO (OpenTimelineIO)?

OTIO(OpenTimelineIO)は、Pixarが中心となって開発したオープンソースの編集情報交換フォーマットです。

EDLやXML、AAFと同様にタイムライン情報を受け渡すためのフォーマットですが、JSONベースのテキストファイルであるため、人間が内容を確認したり、Pythonなどのスクリプトから直接修正したりできる特徴があります。

今回は、DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルをFlameで読み込み、どのような情報が保存されているのか、
また、実際のコンフォームでどのような挙動になるのかを確認してみます。

DaVinci Resolveからシーケンスを作成

4つのタイムラインセグメントから構成
最終セグメントにはリマップ(67%)を適用

Timeline > Export > OTIOを選択

ソースタイムコードやファイルネームなど確認するためにEDLも書き出し

次に、書き出したOTIOファイルをFlame 2027から読み込み、EXRイメージシーケンスとのリンクを確認します。

Flameからインポート

2027からOTIO Importオプションが追加
レゾリューションなどを設定

Sequenceリールにドラッグアンドドロップからインポート

すべてのタイムラインセグメントに、ファイルネームTCと拡張子が追加されている

・[141603 – 141626] > ファイルネームTC
・.exr > 拡張子

Conformタブに移動してロケーションを設定

Match Criteria > Source Timecodeからリンクは可能

Match Criteriaには「Name」と「File Name」があります。

  • Name > シーケンスセグメント名
  • File Name > ソースメディアのファイル名

Match Criteria > Name(Clip Name) / Strict OFF(7 Characters)からリンクは可能

Match Criteria > Name(Clip Name) / Strict ONからはNo Matchになりリンクすることができない

Match Criteria > Strict

Match CriteriaにあるStrictですが、OFFの場合は先頭7文字によるマッチングが行われる一方、
ONの場合はファイル名すべてからのマッチングになります。
なお、7 Charactersはデフォルト値であり、Advanced列から任意の桁数に変更することができます。

Match Criteria > File Name / Strict OFF(7 Characters)からリンクは可能。

Match Criteria > File Name / Strict ONからはNo Matchになりリンクすることができません。

DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルでは、
ConformリストのNameカラムには、

ファイルネームTCと拡張子が付加されていました。

ConformリストのFile Nameカラムには、

ファイルネームTCと拡張子を含まないベース名として表示されていますが、
末尾に d が追加されています。この状態ではFile Name + Strict ONからリンクすることができません。

この現象の原因については、後編でOTIOの構造を確認しながら検証します。

今回の確認結果

Match Criteria結果
Source Timecode
Name + Strict OFF
Name + Strict ON×
File Name + Strict OFF
File Name + Strict ON×

DaVinci Resolveから書き出したOTIOファイルでは、シーケンスセグメント名にファイルネームTCと拡張子が追加されています。
「Name」と「File Name」はどちらもStrict OFFからリンクすることができましたが、Strict ONにするとリンクすることができません。
NameやFile Nameの扱いにはアプリケーションごとの差異がありそうですね。

次回はOTIOファイルの中身を確認し、その原因を調査してみます。